2018年6月27日水曜日

内部告発? 匿名の手紙

前回、なぜ市はCCCに随意契約をせず、わざわざ競争入札を実施したのでしょうか? という疑問を突きつけて終わったのですが、後になって「そうだ、あれがあった」と思い出しました。
実は2か月前の4月半ば過ぎに匿名の手紙が届いたのです。
消印は4月18日の8時から12時の間、場所は和歌山中央郵便局になっていました。
少なくとも和歌山市中心部で誰かが投函したようです。
何の変哲もない縦長の無地の封筒にワープロで宛名が印刷されており、中に入っていたのはワープロで打った紙が一枚だけでした。

いかにも怪しげなので、この手紙の扱いには私達も受け取った人もとまどいました。内部告発のようにも見えます。でも、これぐらいのことはネット検索を丹念にやった人ならば多少の推測や創作を含めれば書けます。いたずらかもしれません。ほら、ひっかかったと笑うつもりかもしれません。

その書き方も問題でした。少しでも告発したい気持ちがあるのなら、もう少し丁寧な詳しい書き方ができなかったのでしょうかと、がっかりしました。句読点の点やマルも打っていないような、どちらかと言えばメモですね。文章の個性を極力消そうとしたのでしょうか。書いた人の身分も公務員なのか、関係した業者の人なのかわかりません。少しぐらい匂わせてくれたら良かったのにと思います。
これを突きつけて市や教育委員会や市議会に迫っても談合の証明になるとは思えませんし、こんなものが信用できるのかという水掛け論になってしまうでしょう。地元新聞に書いてもらえるような精度の情報でもありません。
  (以下全文です。漢字、句読点そのまま)

和歌山市図書館 指定業者疑惑について

 15年まで、市はTRCに業務を委託する予定であった。
17年駅前開発を行う設計業者を市で業者選定を実施し株式会社アール・アイ・エーが選んだ
駅前再開発の設計は株式会社アール・アイ・エーが設計した
17年5月基本計画発表後 市 アール・アイ・エー CCCが密かに設計打ち合わせやり、CCCありきでことが進んでいた
やりとりが特定されないよう、電話でやりとりし進めていた
そのままCCCで業者を決定しようとしたが理由付けと議会説明が必要であることが判明したため急遽公募を行うこととなり、1カ月の短期間で業者選定をおこなった
TRCは16年以降市から連絡もなく、急遽応募してくれと要望されたため準備が整わずまた他物件もCCCにとられていたためやる気のない提案となった
議会での追求をさけるためあえて公募決定機関を議会開催中に設定し、議員からの質疑を避けまた市長のきもいりである図書館移転をスケジュールとおりに進めるため、強引な手法がとられた。
 
しかし私達の仲間は、これを読んでいくつかのことが腑に落ちたと言いました。
「やりとりが特定されないよう、電話でやりとりし進めていた」
理由付けと議会説明が必要であることが判明したため急遽公募を行うこととなり」「TRCは16年以降市から連絡もなく、急遽応募してくれと要望されたため準備が整わずまた他物件もCCCにとられていたためやる気のない提案となった」 
「あえて公募決定機関を議会開催中に設定し、議員からの質疑を避け


この手紙は一カ月後に、ツタヤ図書館を追及されているフリージャーナリストの日向咲嗣氏によって週プレニュース(下記にリンクを掲載)に掲載されました。さらなる情報提供を呼び掛けるために掲載したいと希望されたからです。

もしこの手紙の筆者が、談合を告発せずにいられない思いに燃えて、自分の身分を知られたくない思いと闘いながら手紙を投函したのであれば、その後の動きを息を詰めるようにして待っていたはずです。
やはり書き足りなかったのか、と続報が来ることを私達も待っていたのです。
残念ながら 次なる情報は来ませんでした。もし書かれたことが本当であるならば、もっと詳しい情報を待っています。週刊プレイボーイの日向咲嗣氏あてでも結構ですし、前回と同じ所でも、あるいは toshokan.wakayama@ gmail.com でも結構です。


和歌山市・ツタヤ図書館誘致で関係者に出回る“怪文書”の中身ーー談合疑惑はさらにブラック化?週プレニュース
取材・文/日向咲嗣
2018年5月24日(木)
 http://wpb.shueisha.co.jp/2018/05/24/104872/




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