2018年6月22日金曜日

和歌山市主催シンポジウムでの一言

先月5月23日(水)の午後3時から5時半まで、和歌山市と南海電気鉄道株式会社が主催の、和歌山市駅周辺まちづくりシンポジウムが開催されました。
月初に配布される市報に掲載されました。
 
平日の午後という勤労者が参加しにくい曜日・時間帯でしたが、どんな内容なのかと行ってみると、朝からの止まない雨にもかかわらず、椅子のみ配置で最大300名収容の市民ホールがほぼ一杯になっていました。通常こういうところには来ない勤労世代のワイシャツの方が多かったので動員されて来た人が大半と思われます。主催者発表は250名でした。

和歌山市駅周辺まちづくりシンポジウムに市民ら250人 
駅ビル、広場、図書館の未来考える
2018年05月24日 和歌山経済新聞

https://wakayama.keizai.biz/headline/1117/

 和歌山市民会館(和歌山市伝法橋南ノ丁)で5月23日、「和歌山市駅周辺まちづくりシンポジウム」が開催された。主催は和歌山市と南海電気鉄道。
 2020年の完成を目指し現在再開発が進んでいる同駅周辺。駅ビルの建て替えのほか、市民図書館の移転や駅前広場の整備など、さまざまな事業が進められている。
 この日のシンポジウムには和歌山市民を中心に約250人が参加。尾花正啓和歌山市長は冒頭で「和歌山市駅は交通の結節点であるとともに、和歌山の玄関口。市駅周辺では『孫市の会』などまちづくり活動や社会実験『グリーングリーンプロジェクト』など、地域の人が市駅をなんとかしようと取り組んでいてうれしく思う。市駅周辺のまちづくりが和歌山の未来へのまちづくりになれば」とあいさつした。

(中略)
 後半のパネルディスカッションでは、松本さんがコーディネーターを務め、市民図書館指定管理者の「カルチュア・コンビニエンス・クラブCCCデザイン部 公共サービス企画カンパニー」社長の高橋聡さん、和歌山市駅前広場受注者デザイン監修担当の東京大学生産技術研究所の准教授・川添善行さん、都市再生推進法人「宿坊クリエイティブ」社長の武内淳さん、南海電気鉄道ビル事業部長の橋本佳純さん、和歌山市都市計画部長の西本幸示さんが登壇。「和歌山市のまちづくりや社会課題の解決」「豊富な資源をどう使い切るか」「新しい市駅の活用」の3つのテーマでディスカッションした。

 髙橋さんは「図書館は学びに参加する人たちが集まれるプラットホーム。30万人以上いる都市では、いろいろな道の達人や詳しい人がいる。人や団体を紹介する『レファレルサービス』も提供していきたい」と話す。

(以下略)

このシンポジウムで第二部のパネルディスカッションに登壇されたCCCデザイン部公共サービス企画カンパニーの髙橋聡社長は、自己紹介と挨拶を兼ねた言葉の中で、
「和歌山市にどっぷり浸かり始めて約一年になります」と笑顔で発言されました。

地元の聴衆へのサービス精神からついポロッと出てしまったのでしょうけれども、
和歌山市民図書館が指定管理制に移行することを市議会にかけて条例化したのが昨年6月でした。それまで指定管理のことは、前年度の図書館利用者アンケートや図書館ワークショップでも、全く可能性をほのめかされていませんでした。
指定管理者の公募が行なわれて競争入札の結果CCCに決定したのは昨年の11月でした。
それなのに昨年の5月頃には髙橋社長は一年に渡って和歌山市に足繁く通ったと言うのです。
代官山の蔦屋書店以来、CCCと固く結びついている株式会社ア-ル・アイ・エー南海電鉄和歌山市駅ビルの設計を請け負っているのですから驚くことはないのかもしれませんが、なぜ市はCCCに随意契約をせず、わざわざ競争入札を実施したのでしょうか

2015年末には建築士らが市民団体「みんなでつくろう未来の図書館」を発足させ、翌2月に「準備室」と名付けたワークショップを始めた、とあるのです。その建築士らとは誰なのか。
一般公募の前にかなり準備は進んでいたとしか見えませんが。

 未来の市民図書館考えよう 建築士ら有志が「準備室」 母親グループはアンケート
  ニュース和歌山2016年2月13日号

  http://www.nwn.jp/news/16021301_library/

 和歌山市民図書館の基本計画策定をワークショップ面で支援
 Posted 2016年5月1日    
 アカデミック・リソース・ガイド株式会社

  http://arg-corp.jp/2016/05/01/wakayama-2/

このシンポジウムでは会場からの質問は一切受けませんでした。プログラムを消化すると粛々と閉会して終わりました。



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