2019年12月19日木曜日

和歌山市のツタヤ図書館の求人は?

和歌山市にオープンする「ツタヤ図書館」で働く人々の待遇はどうなのか、
前から調べてみたいと思っていました。
募集は司書/図書館企画・運営となっています。

 <アルバイト>2019年秋OPEN予定!南海本線和歌山市駅直結!
和歌山市民図書館の求人(司書/図書館企画・運営)募集です!
CCCが手がける新しい図書館の企画と運営をする仲間を募集します。書店とカフェが併設されたスタイルの図書館です!
https://job.tsite.jp/detail/218888

募集職種     その他
給与      時給 850 円 〜
最寄駅     南海本線 和歌山市駅 徒歩0分
拠点名     和歌山市民図書館
勤務地     和歌山県和歌山市湊本町 3丁目1番地 和歌山市民図書館 地図
雇用形態     アルバイト
シフト  朝 昼 夕方 夜

このお仕事の注目ポイント

私たちはこれまでの図書館の概念にとらわれず、新しいタイプの図書館を提案し、カタチにしてきました。
CCCが手がけている公共施設では7館目となる図書館です。
書店とカフェを併設し、コーヒーを飲みながら本が読めるといった居心地の良い空間を提供し、様々なイベントを行い、市民や利用者に対して、新しいライフスタイルや学びの提供を目指しています。
企画から運営まで、私たちと一緒に新しい価値を創っていきませんか?


求人情報詳細/募集内容


雇用形態     アルバイト
職種・給与     その他 /時給: 850円 〜

【アルバイト】
新しくなる図書館の準備業務、企画業務、オープン後は企画と運営を担っていただきます。

◇評価制度◇
定期的に目標設定と振り返りを実施し、
自己評価と上長評価をすり合わる評価制度があり、
役職の有無に関わらず昇給することが可能です。
また上長推薦のもと雇用形態を変更する制度もあります。
例:アルバイト→契約社員

シフト     朝、昼、夕方、夜
勤務日数     週3〜5日
勤務期間     3ヶ月以上~長期

長期で勤務いただける方、歓迎します。
仕事内容     【2019年4月1日からの勤務で募集します】
期間:2019年4月1日~2019年秋頃まで
・図書館の本の加工業務、箱詰め業務、配架業務など新しくなる図書館の準備業務全般
・新しくなる図書館の企画のサポート

期間:オープン後2019年秋頃~
・新しくなる和歌山市民図書館のスタッフとして、
 本の貸出や返却業務、選書、書架の整理、イベント企画など幅広くお任せします。

経験・資格     ◆必須条件
・企画することが好きな方
・新しいことにチャレンジできる方
・周囲とのコミュニケーションが円滑にできる方
・自ら考え、動ける向上心のある方
・地域の方たちとの生活をより楽しく、より豊かにしたいという想いのある方
・PCスキル(Excel初級以上)のある方

◆その他 歓迎条件
・得意な分野についての知識やスキルのある方
・接客のお仕事の勤務経験がある方
・Photoshop、Illustratorなどデザインソフトを使える方
司書、司書補の資格をお持ちの方
・公共図書館、学校図書室などでの勤務経験がある方

待遇・福利厚生     通勤交通費一部支給
深夜勤務手当・時間外手当
雇用契約時間によって社会保険
研修制度あり
CCC福利厚生制度
年次有給休暇あり


 最後まで見ればわかる通り、基本はアルバイトで回していくつもりのようです。
 和歌山市に直接雇用されていた非常勤アルバイトの司書さんも時給1000円はもらっていたと思われます。それも十分とは程遠い額ですが。
 このような365日無休、朝から夜までのシフト勤務のある職場で経験ある司書が時給1000円にも程遠い、最低賃金(830円)とほとんど変わらない仕事に応募されるでしょうか。私達はそこを心配します。仮にそんな方がいたとしても、この賃金で独立した生活を立てることはほぼ無理です。
しかも、この司書ではない、図書館になじみがないかもしれないアルバイトさん達が、市民の税金で図書館にどんな本を買い入れるかの選書も行うのです。

アルバイトは仕事に慣れて来ても、より良い条件の仕事が見つかれば、すぐに辞めて行くかもしれません。入れ替わりも一般に早いです。ノウハウの蓄積やトラブルのない運営はできるのでしょうか。
私達はこうした疑問や懸念を何度も市にぶつけましたが、市の回答は、懸念には及びません(ご心配はいりません)でした。
すでに開館が半年も延びることになっていますが、アルバイトの手は十分に確保できたのでしょうか。

ツタヤ図書館が一部開館へ

当初は2019年10月開館予定とされていた和歌山市民図書館は、なんと2020年4月下旬まで 開館が延びました
和歌山の新図書館、来年4月オープンへ 1階にスタバ、蔦屋書店も
9月1日から以前の市民図書館は閉館されています。
その2か月ぐらい前から図書の移動が始まっており、 利用者は本を見て選ぶことがほとんどできませんでした。

和歌山の新図書館、来年4月オープンへ 1階にスタバ、蔦屋書店も
毎日新聞2019年11月12日 08時33分(最終更新 11月12日 10時20分)

https://mainichi.jp/articles/20191112/k00/00m/040/010000c

 和歌山市が南海和歌山市駅再開発事業の一環として進めている新市民図書館の開館が、2020年4月下旬に決まった。併設される商業施設と同時オープンとなる。(以下略)

市民図書館の休館について (和歌山市のサイト)
更新日 令和1年9月3日

http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kurashi/gakkou_kyouiku/1001121/1025075.html

和歌山市民図書館(本館)は、令和元年9月1日(日曜日)から、休館することとなりました。
新しい市民図書館は南海和歌山市駅前に開館します。オープン日につきましては、決定次第、お知らせします。
なお、西分館、移動図書館及びコミュニティセンター図書室については、これまでどおりご利用いただけます。


開館があまりにも延びたせいか、本日12月19日より一部開館するそうです。

新和歌山市民図書館の一部業務開始について (和歌山市民図書館サイト)
https://wakayama-sp.civic-library.jp/ja/info_page/1047

令和元年12月19日(木)和歌山市民図書館は、南海和歌山市駅に隣接した新図書館の2階エントランスにて、一部業務を開始いたしました。開館時間は 9:00~21:00 年中無休です。
ご利用いただけるサービスは下記のとおりです。

(1)新刊本を中心とした図書資料の貸出・返却
(2)予約本の貸出
(3)図書館利用者登録

ごく一部の限られたスペースとなります。
上記サービスを開始いたしますが、ご滞在はいただけませんので、あらかじめご了承ください。


主に新刊本と予約本の貸し出しと返却のみです。
開館が遅れている理由は蔵書にツタヤの分類ラベルを付ける作業が遅れているとしか考えられません。
私は昨夜、前の市民図書館の書庫にあった本で、借りてみたいと思っている本を新図書館のサイトで検索してみましたが、該当本なしと出ました。その本が移転時に除籍されてしまったのか、それともツタヤ分類が終わっていないので検索対象になっていないのか、どちらなのでしょう。



2019年10月21日月曜日

阪南市在住の男性が和歌山市を提訴

私事等にとりまぎれておりますうちに、すっかり更新が遅れてしまいましたが、
今月になって大きな動きがあったので、記録のために上げておきます。
(ニュースになった翌日のうちに上げるべきだったと思いますが。)

10月7日の夕方6時50分頃からのNHKラジオの地域(和歌山)のニュースに、
このような内容が流れました。(テキストの元データは当日保存のもの)


市の情報公開に不服で提訴
NHKニュース1007日 1643



和歌山市の市民図書館の移転計画や指定管理者の選定の経緯について、情報がほとんど公開されなかったとして、大阪・阪南市の男性が和歌山市に対し、10万円の賠償を求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、和歌山市にある会社の役員で、大阪・阪南市に住む45歳の男性です。
和歌山市では、老朽化している市民図書館を南海電鉄、和歌山市駅前の再開発にあわせて駅の近くに移転させる計画で、すでに建設が進んでいます。
男性によりますと、ことし4月、移転計画がどのように決まったのかや指定管理者の選定の経緯を詳しく知りたいとして、会議の議事録などを公開するよう請求しましたが、和歌山市は「公にすると率直な意見の交換や意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがある」などとして、資料全体の6割余りを不開示としたほか、開示したものも大部分を黒く塗りつぶしていたということです。
このため男性は「市が開示義務に違反し、開示請求権を侵害していることは明らかだ」として、7日、和歌山市に対し、請求にかかった費用や慰謝料などあわせて10万円を支払うよう求める訴えを和歌山簡易裁判所に起こしました。
提訴のあとで記者会見した男性は「市の事業の情報は市民のものであるべきだ。和歌山市にはきちんと情報を開示してもらいたい」と話していました。
これに対して和歌山市都市再生課では「訴状が届いていないので内容を確認したうえで、今後、対応を検討したい」と話しています。


「公にすると率直な意見の交換や意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれが
ある」などとして、資料全体の6割余りを不開示としたほか、開示したものも大部分を
黒く塗りつぶしていた、というのは私達が体験したことそのものでもあります。


私見ですが
有識者として参考意見を言うために招かれた方々や会議に出席した市の職員が
匿名性を担保しなければ率直な意見が言えないとは、どういう事なのでしょうか。
また、そうした密室会議で行われる有識者のヒアリングは民主主義として正しい
手順なのでしょうか。そこではむしろ市民に対してよりも他のものへの忖度が
働くのではないでしょうか。
この提訴された方の言によれば他市では粛々と公開が原則であるようです。

ジャーナリストの日向咲嗣氏がご自身のブログに、この提訴された林幹也(よしなり)氏の記者会見動画を上げて下さっています。ここにリンクを貼られたユーチューブ動画を視聴し、非常に頼もしく感じました。同時に和歌山市の情報公開の在り方が、今回に限らず、全国と比べ非常に遅れていることを感じました。(以下にリンクを貼ります。)

林幹也氏の記者会見動画 


ビジネスジャーナル掲載の日向咲嗣氏の記事 2019年9月22日

ツタヤ図書館建設で談合疑惑、和歌山が入札偽装か…情報開示請求に“黒塗り”回答











2018年12月23日日曜日

新図書館のシステム費用の内訳を視聴する

昨日書いた通り、CCCが指定管理となる新図書館のシステム導入費用が12月の定例市議会で審議された補正予算の中で成立しました。
このシステムに関する予算の内訳資料は無かったのかと議会傍聴に行った仲間に尋ねたのですが、傍聴者に配布された資料の中には無かったそうです。
市議会のインターネット中継・録画で視聴すると
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/wakayama/WebView/
議会中に坂下館長が読み上げた数字を聴くことができますが、聴き取りにくいそうです。
端数に誤りがあるかもしれないので数値を丸めると、

新図書館システム導入費用 12月補正 総額3億532万5000円

基本機能部分 約 1億9008万円   
現行費用   約 1億5000万円
差額     約   4000万円
追加機能部分   1億1000万円   
①と②の合計が新図書館のシステム用予算です。

それにしても現行の費用さえシステムの維持費用にしては高いと思いませんか。
それをさらに上回るのなら、市民にとっては図書館を指定管理にしてもトータルコストは
下がるどころか逆に上がるということになりませんか。
今のままの方が安かった。


#図書館  #和歌山市 #TSUTAYA #CCC #TRC #指定管理 #ツタヤ図書館
#和歌山市民図書館 #カルチュア・コンビニエンス・クラブ 
#図書館システム#和歌山市議会

2018年12月22日土曜日

システム整備費用に3億円を追加支出

このブログを執筆している私の多忙により(怠慢と言われても致し方ありませんが)
数か月に及ぶブランクが生じてしまいました。
この期間に生じた事およびニュースをいくつか記載して行きたいと思います。

まず直近のニュースになりますが、和歌山市の12月定例市議会が昨日閉会しました。
図書館に関わることとしては、新図書館(2019年秋にCCC指定管理になります) に導入するシステム整備費用(ツタヤ分類やTカードによる貸出しを可能にするためのシステム構築および図書館のウェブサイト作成に関わる予算)5年間で総額3億円にものぼる追加の支出が提出されました。
日本維新の会の所属議員、林隆一氏がこれに対して質問と異議を述べられました。
本会議での補正予算案の採決時には同、林隆一議員共産党の森下佐知子議員反対を
表明されると事前に伺いました。

昨日夕方7時前のNHKラジオのニュースにて補正予算案成立のことが流れました。
NHKサイトより全文をコピーします。
 

和歌山市議会補正予算案可決閉会
NHKニュース 和歌山
20181221日 1729

和歌山市の12月定例市議会は21日、最終日を迎え、ことし9月の台風で被害を受けた市営住宅や学校などの施設の修繕費用などを盛り込んだ補正予算案を可決して閉会しました

和歌山市の12月定例市議会は21日、本会議が開かれ、一般会計の総額でおよそ9億5000万円の補正予算案の採決が行われました。
補正予算案は、ことし9月の台風で被害を受けた市営住宅や漁港、それに小中学校の施設の復旧や修繕のための費用などでおよそ3億8500万円。
今年度着工する予定の新しい市民会館の整備工事費としておよそ5億円。
さらにレンタル事業大手「TSUTAYA」の運営会社が指定管理者になる新しい市民図書館に関連して、新しい本の貸し出しシステムを整備するためのおよそ3億円の予算措置などが盛り込まれていました。
採決の結果、補正予算案は賛成多数で可決されました。
このほか14の議案も可決・同意され、12月定例市議会は閉会しました。




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2018年8月1日水曜日

和歌山市長選挙の結果について

(左より、 応援に駆け付けた山本太郎氏、島久美子候補、福島瑞穂氏、宮本たけし氏)

7月22日告示の和歌山市長選挙の投票が7月29日に行われ、現職の再選が決定しました。投票結果は以下の通りです。

開票結果 

 無所属 (現職)    尾花 まさひろ   68,081 票
 無所属 (新人)    島 くみこ     28,145 票

   当日有権者数  309,958 人 
   投票者数    97,821 人
   投票率       31.56 

両者とも無所属となっていますが、現職の尾花正啓氏には自民・公明・国民民主の推薦があり、連合労組の応援もありました。
かたや元NPO法人理事長の新人・島久美子氏は共産・社民・新社会党の推薦と自由党および市民連合わかやまの応援を受けました。

投票率は、31・56%で、過去最低だった前回を0・72ポイント上回りました。

私達は、中心市街地の活性化を掲げ図書館の新駅ビルへの移転とツタヤへの指定管理化を進めた現職市長よりも、ツタヤ図書館への懸念に真摯に耳を傾け、当選したら事情をよく調べますと述べられた島久美子さんを応援していましたが、組織票の壁は破れませんでした。選挙自体の争点はカジノ誘致の是非でしたが、カジノには反対ですと明言した島氏に対して尾花氏はカジノについては前面には出しませんでした。
4年前よりも若干投票率が良かったのはカジノのせいかもしれませんが、それでも投票率が3割前後でしかないのは民主主義の形骸化を感じます。
このチャンスをつかみたいと候補者とともに街頭宣伝に立ち、道行く人にビラをまき、家屋にポスティングし、知人にも勧め、宣伝カーのマイクも握り、ボランティアで選挙戦に協力しましたが、政治に無関心な人々があまりにも多いと感じました。特に40代から下の層に手ごたえがありませんでした。

とにかく、これで市長選でツタヤに「待った」がかけられるかもしれないという 私達の望みは絶たれました。

情報開示請求に対して黒塗りの回答しか出さなかった市側の弁明書に対して、抗議の反論書を作成する予定です。





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#和歌山市民図書館 #カルチュア・コンビニエンス・クラブ 
#図書館流通センター #公文書黒塗り #情報公開請求 #和歌山市長選



2018年7月5日木曜日

もう一度、採点について

まだ書き尽くしたとは言えませんが、だんだんと目新しいことは無くなって来ました。
和歌山市はCCCと基本協定書を交わしてしまいましたので、2019年秋の開館に向けて実施ベースの設計(システム面も含め)が進んでいるところだと思われます。

昨年11月の指定管理者選考委員会の採点のことは以前(情報公開請求によって得た)採点内訳表の写真を掲載しましたが、詳しいことは書きませんでしたので、再度取り上げたいと思います。

選定委員は5名でした。
開示結果は氏名を伏せてA氏、B氏、C氏、D氏、E氏、となっています。


これをよく見比べると、株式会社図書館流通センター(TRC)に対して
A氏は245点
B氏は242点
C氏は256点
D氏 は189点
E氏は225点
を付けています。

一方カルチュア・コンビニエンス・クラブに対しては、
A氏は243点
B氏は230点
C氏は266点
D氏 は265点
E氏は245点
を付けています。
A氏、B氏は僅差とはいえTRCの方を高めに評価しています。C氏はCCCを10点高く評価していますが、A~C氏の点数を足すとTRCの方が少し高い結果になります。

しかしD氏はCCCをTRCよりも76点も高く付けています。E氏もCCCを20点高く評価しています。
となると誰がD氏で誰がE氏なのか知りたくなるのは当然ではありませんか?

1番目の「和歌山市民図書館運営の基本方針・理念」という採点項目(満点は30)でA,B,C氏のそれぞれ24点に対してD氏は12点と極端に低い評価をTRCに下しました。E氏は18点でした。
CCCに対してはAから順に24、18、30、30、24となっています。D氏の評価はTRCへの倍以上で満点の30点です。
 (残念ながら両社がそれぞれどのような基本方針や理念を提案したのかは、情報開示を却下されたので比べることはできません。このような情報が市民から隠されることは適正なのでしょうか?

 2番目の「和歌山市民図書館の運営・経営に関する取り組み」(満点は80)への採点は、A,B,C氏がそれぞれ72、69、75点。それに対してD氏は54点E氏は58点と、これもTRCに対して辛い点数を付けています。しかしCCCへも65、56、70、65、57なので、さほど目立ちません。

 3番目の「空間イメージの提案」(満点は30)ではTRCが24、18、24、12、24点、CCCが24、24、30、30、30と圧倒的にCCCが高評価になっています。空間イメージなのですから図書館の運営方法や人員配置ではなく床面レイアウトやその利用方法オシャレ度などが主な内容でしょう。

 4項目目の「自主事業実施に関する取り組み」(満点は40)、これは市の要望である「にぎわい創出」に関わる事業者の主体的な取り組みを言うものだと思われます。TRCは各種イベントにスペースを有料貸しすることを考えていると貧弱な内容でしたので、26、32、34、12、26という点数でした。
かたやCCCは既存の他館(武雄市だったか?)で年間日数の3分の2ぐらいをイベントで埋めている(そのイベントは読書とは全く関連のないものが数多く含まれますが)実績とそのノウハウを和歌山でも活用できることを訴え、A~E氏の採点は 30、32、36、40、34でした。

D氏というのはずいぶんとハッキリした人ですね。

 最後の「提案価格の評価」(満点は100)は入札価格の評価です。安い方が市としては特になりますから安いほど有利です。これはTRCは全員99点、CCCは全員100点で一致しました。わずか1点差
それもそのはずか、2社の提案価格は 4年半の運営期間全体で
TRCが 3億3699万6千円
CCCが 3億3375万円
で、その差はたったの4万6千円!
自治体設定の上限額3億3700万円と比べると、両社ともほとんど値下げ努力していないのですね。上限額から4千円下げただけ、というTRCの価格設定は入札を「下りた」も同然。匿名の手紙が信憑性を持って響いて来ますよね。あの手紙を信じるなら、突然話を振って来られて準備も何もして無いし、万一取ってしまったら大変だから、ということでこの価格と考えれられます。
実際にA氏とB氏は総合点でTRCをより高く評価しましたし、これでTRCの入札額があと10万円安かったらどうでしょう。TRCに決まっていたかもしれません。
4年半の内の10万円です。取りたかったらどうにでもなる額です。
CCCも満額から5万円しか値引きはしませんでした下調べで和歌山にどっぷり一年漬かっていたので取り逃がしたら困るでしょうに。

選定委員は5名でした。
委員長は 和歌山信愛短期大学名誉教授
副委員長は 和歌山社会経済研究所研究員
委員 和歌山県人権啓発センター登録講師
   和歌山市産業まちづくり局長
   現図書館長

A~E氏の採点結果表を開示して来た時にこの5名の順番をシャッフルしたでしょうか?
私達はその可能性は低いのではないかと見ています。

スポーツ競技の採点の時に最高点と最低点をカットして残りの人の採点で評価するというやり方があります。通常はあまりに極端な採点は疑われます
CCCをTRCよりも76点も高く付けていたのはD氏でした。TRCを一番低く評価したのもD氏でした。
そういう上下をカットする配慮もなく決定しているので、私達は選定委員が選ばれた根拠(理由)や議事内容を知りたいと思いましたが、既に書いた理由(個人情報の保護や企業の著作権の保護という言い訳へのすり替え)によって拒まれました。


<参考記事>

「黒塗り」資料に隠された重大な疑惑…和歌山市“ツタヤ図書館”は官製談合の産物なのか?
週プレニュース 2018年02月06日

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2018/02/06/99223/

全国で波紋を呼ぶ“ツタヤ図書館”が和歌山でも異例の選定!「まるでゴミ処理場の建設みたい」?
週プレニュース 2017年12月28日

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2017/12/28/97255/

内部文書を徹底検証ーー疑惑の“ツタヤ図書館“が新たに選定された和歌山でも裏で画策…?
週プレニュース 2017年12月29日

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2017/12/29/97256/

議会にCCCの営業マン? 各地で炎上する“ツタヤ図書館”…和歌山市でも補助金注ぎ込み中身カラッポ!?
週プレニュース 2017年12月30日

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2017/12/30/97257/



#図書館  #和歌山市 #TSUTAYA #CCC #TRC #指定管理 #ツタヤ図書館
#和歌山市民図書館 #カルチュア・コンビニエンス・クラブ 
#図書館流通センター #公文書黒塗り #情報公開請求